Cultivator/Voice of Love

日本の9人組ダブ/レゲエバンド、の1st。泥臭さや明るさや温かみよりも鋭さや迫力が前に出ているような感じの、とても格好良くて緊張感のある音。レゲエとかダブとかにここ最近興味が出てきた、と言っても自分のツボはヘヴィかつシリアス目なものにかなり限定されていて、そのツボにずっぱりはまるアルバムに多くは出会えていないんだけれども、これは本当に良い感じ。リズムがずっしりと重くて、けれども重苦しくはなくしなやかで、クールで色気があって、お洒落な感じにもピースフルな感じにもならない。緩いテンポの中にしっかり気迫が篭められているような感じ。腰の据わったコアな音楽だが、勿論それと同時に心地良く身体を揺らせるダンスミュージックでもある。