Steve Winwood/About Time

ギター/ドラム/オルガン兼ヴォーカル、と言う編成。ベースに相当する音もオルガンのフットペダルで出しているので、スティーヴ・ウィンウッドが実質一人三役でスタジオライヴ録音をしたって事になるが、そういう素振りが全然無い余裕の演奏、何ともいい具合に掠れた歌声。ドラムとオルガンがゆるゆると紡ぐねっとりしたグルーヴが大層エロいので子壺とかがうずうずする感じで、夏、特に湿度も温度も高そうな熱帯夜に聴いているとぴったりハマる。この、ハモンドオルガンの音って言うのが、何故だか自分にはほぼ無条件にヒットするのでした。曲はラテンだったりアフロだったりブリティッシュハードロックっぽかったり。