適当な雑談など。

Meshuggahの次作「Catch 22」は、去年の夏に発表された「I」と「音楽的に正反対」の作品となるらしい(硫酸洗礼青化物さんより)。
いや、その、何と言うか、あれの正反対とか言われてもなあ。反対も何も、「I」は殆ど無いものが無いような曲だったので想像のしようがない。幾らなんでもノンビートになったりはしないだろうし……しかしまあ、いずれにせよ非道い事になっているのは確実なので、ものすごく楽しみではある。
13のパートに分かれた47分の曲、と言うのはもうすぐ出るThe Mars Voltaの新譜と共通するところがあって、多分両方のアルバムが出揃った際にはMeshuggahをKing CrimsonThe Mars VoltaPink Floydになぞらえて論ずる記事がネット各所やRockin' onやCrossbeatSnoozerCookie SceneやEuro Rock PressやEat Magazineにざらざら並ぶと思われる(ただし、ワールドヘビーエスヘビーメタルマガジンには多分載らない)ので、The Mars Voltaの新譜を聴く人は同じくメシューガさんちのアルバムも聴くといいと思います。今春に出る模様。
「I」の感想はこちら。



今日ぼんやり作って聴いていたプレイリスト。
1.Acidman/彩(前編)
2.Acidman/彩(後編)
3.Downy/黒い雨
4.界/いずれ
5.Wrench/不条理
6.BOaT/Tuesday
7.Polaris/瞬間introduction
8.Polaris/瞬間
9.Rovo/Spica
10.Date Course Pentagon Royal Garden/構造V(港湾と歓楽街の構造)
11.Natsumen/Newsummerboy
並べ替えて遊んでいるうちに、天丼に天丼を重ねた上に天丼に天丼を重ねるようなリストになってしまった。これらの曲には、「こんなものはポップミュージックでない」と断言する人がたまにいるくらい致命的な共通点があって、通しで聴いていると大層くどい。けれども、曲をある程度知っている上で聴けばかなり楽しいと思う。と言うか確実に楽しい。
「黒い雨」「不条理」は静→動→静→動みたいな流れがあるし、「Spica」はじりじりとクレッシェンドしながら12分17秒辺りでヴァイオリンが爆発すると言う構造を持つ(と言うかこの曲はあのフレーズのためにあると思う)し、「彩(前編)」「瞬間introduction」それに「構造V」の"港湾"にあたるパートは曲全体がメリハリのある構成になるようなイントロとして有効に機能している。と言うような感じで、この類の曲は大抵起承転結と言うか緩急の落差を付けながら展開してゆくパターンが多いんだけれども、「Newsummerboy」はそういう押し引きの妙が全然無くて、マリオがスター取った時みたいな最強奏が7分くらいずっと続く。その無敵モードなゴリ押し加減とDragonforceとも渡り合える程のバカッ速さがえらくインパクトがあって面白いなあ、みたいな事を考えながら聴いているのでした。
飲みながら聴いていると大変良い感じ。結局行き着く先はそこか。


今日の文章は全体的にいつもよりもくどい気がする。いやまあいつもそうなんですけども。