2004年上半期ベスト

1:Syrup16g/Mouth To Mouse  (ASIN:B0001DD0YO)
2:Disarmonia Mundi/Fragments Of D-Generation  (ASIN:B0001Z2YTO)
3:Edguy/Hellfire Club  (ASIN:B000197LR0)
4:In Flames/Soundtrack To Your Escape  (ASIN:B0001E3D2W)
5:トルネード竜巻/アラートボックス  (ASIN:B00024Z6DA)
次点:Pain Of Salvation/12:5  (ASIN:B000197LRU)


とまあ、こんな感じ。あまり今年前半は新譜を聴かなかった気がする、と言うかアルバム自体をあまり買わなかったな。その中で、やはりシロップは抜群に良かった。自分たちの持ち味をしっかり活かしつつ、曲のバリエーションが豊富でなおかつ一曲毎の質がめちゃめちゃ高い、と言う理想的なアルバムだった。ディサルモニア・ムンディはビヨーンを見事に使い切って新世代メタルの新たな可能性をこれ一枚でまた拓いた名盤。まさかイタリアのような国から……と言う驚きもあって、度肝を抜かれた。恐ろしく格好良く、何かが確実に新しい。エドガイは、粒揃いの楽曲と熱いパフォーマンスでこれぞヘヴィメタルの王道中の王道と言うアルバムを作り上げたと思う。ほとんど完璧、以後のメタルの一つの指標となる事は間違いない。イン・フレイムスは以前感想でも書いた通り、貫禄勝ちの一枚。何と言うか音像から凄みが伝わってくるようなアルバムで、曲の良さもあって気が付くと聴き込んでいた。トルネード竜巻は、先行シングルから予測出来た以上に変てこなプログレポップスで聴いててすごく楽しい。時々訳の解らないユーモラスなフレーズが出てくるのがまた何ともキュートで、下半期もポータブルプレーヤーのお供になりそう。PoSはライヴ盤って事で次点にしたが、ある意味スタジオアルバム以上に彼らのポテンシャルを見せ付ける素晴らしい一枚だと思う。
下半期も良いアルバムに巡り会えますように。