自分がぼろぼろと世界から剥がれ落ちてゆくってのがどれだけ恐ろしいか、想像しようとすると頭が途中で拒否する。それは、それ程に恐ろしい。良く生き、良く在ろうようとした結果、辿り着いたのがそこだったってのを、想像するだけでも本当に辛い。
それほど近しい人ではなかったけれども、それでも色々とお世話になっていた人が亡くなった。その事自体は先週末に聞いたけれども、日を追う毎に、その事実が段々と重く圧し掛かって来る。俺ですらそうなのだから、もっとその人と親しかった人はどれほどそう思うんだろうか。
こういう時どう言えば良いか、そもそもどう思えば良いか、解らない。安らかに、と言うのも違うような気がしてならない。解らない。