応援します

たまに使うバス停の前に寝具屋があって、そこの入り口のガラス扉にはこう書いてある。
「応援します 寝生活」
このコピーを考え付いた人が何を言いたかったのかは解っているつもりだ。だが、頭では新生活と寝生活を掛けたのだ、と言う事が解っても、感情の部分で納得が行かない。最初にこの字面を見た時に思い浮かんだ「夕方までトランクス一丁で寝ッ放し」と言うイメージを振り払う事がどうしても出来ない。新生活と言う期待半分不安半分ながらもポジティヴなエネルギーに満ちた響きと音こそ一緒ではあるが、新生活とは真逆でとことん非活動的なイメージを否応無く喚起する言葉、寝生活。
だが、俺はその寝生活を否定しない。むしろ積極的に肯定して行きたいと思う。と言うか、そんな寝生活を応援されたい。超されてえ。
……。
ちょっと疲れているのだと思う。具体的にどれくらいかと言うと、資本を間違えて貸本と書いてしまってブルーになってしまう程度の脳味噌の疲労具合。別に疲れていなくてもそのレベルの間違いは常習的に起こすと言う事実からは目を背けていようと思う。