Mo'some TonebenderとDream Theater

選挙に行った帰りに本屋に寄って、モーサムドリームシアターの新譜を予約してきた。妙な取り合わせだが両方とも発売日が12日、予約するとポイントカードが二倍で実質20%引きで、新譜を買うことが確定している時は発売2日前でも予約していた方が得なので。
新譜は、両方とも期待半分不安半分。モーサムはシンプルなバンドサウンドから一歩踏み出してダブや打ち込みを取り入れてた実験的な作風になるって話だが、前作までにあったしなやかな鋭さが保たれているのかどうかが肝だと思う。「Light,Slide,Dummy」までの方法論が手詰まりになってきたから新しい方法論を試した、て感じなんだろうけど、事前に見聞きした話だけではどんな音になるのかちょっと想像が付かない。その新しいやり方を消化吸収してなおかつバンドサウンドの強靭さが失われていないアルバム、となると新機軸が成功なんだが、どうなるんだろうか。
ドリームシアターは、前作の大作志向を更に押し進めた形になると言う事で……曲調自体は前作Disc1っぽいダークで攻撃的なものになるらしく、こちらは歓迎なんだけどもあんまり長くなるのはなぁ。無論、やるならとことんまでやるエクストリミティもドリームシアターの魅力だが、10分台の曲が並ぶってのもどうかと。正味な話、ポップで起伏に満ちた展開をコンパクトに纏め上げたような曲も聴きたい。まぁ、こちらも結局は聴いてからの判断になるので、聴いてみたら全然長さを感じなかった、って可能性もある。と言うか、そうであって欲しい。
いずれにせよ11日は非常に楽しみ。


予約をしに本屋のカウンターに並んだ時、俺の前にいた兄ちゃんが尾崎豊浜田省吾のアルバム(多分Q盤)を買っていて、それが妙に印象に残った。敢えてその二枚を選んで買うもっともらしい理由と言うのを想像してみたが、彼は実はスパイで購入するCDの組み合わせによって組織の構成員に情報を伝達しようとしている、と言う説くらいしか思い付かなかった。