ROVO

ROVOのライヴは観た事無いのだけど、先頃出た二枚組ライヴアルバムを聴いていると、熱気よりも先に冷気が肌に届くようなぴんと張り詰めた空気がある意味スタジオ盤以上に感じられて、このバンドのライヴの熱狂がどんなものか解らずダンスミュージックの素養もほぼ無い身としては、これはやっぱりダンスミュージックと言うよりはプログレッシヴロックの色が強いなあと改めて感じた。激しく楽器の音がぶつかり合いながらも恐ろしく統制が利いているところとか、ストイックなんだけど聴いていると意識が徐々に広がっていくような、でもそれが直接快楽には結びつかないように(CD聴いている限りでは)感じられるところとか、モロにプログレ的だと思うし。個人的には夏よりも冬が似合う音だと思う。
まあ、何に似ているかはともあれ問答無用に格好良くスリリングである事は間違い無し。その内感想を書くつもりでいる。