Bonobos@6/15、キャナルシティ

FM福岡主催の公開録音、兼ちょっとしたフリーライヴと言う事で、昼間だし天気も良かったので足を伸ばしてみた。Bonobosに関しては、1stアルバム「Hover Hover」を聴いてはいるんだけれども聴き込むと言う感じではなくて、今まではいつもぼんやりと聞き流しながら気分の良い音楽だと思うくらい。実際に観ればまた印象が違うかも知れないなあと思いつつ、珍しくも最前列で待っていたらBonobosの五人が出て来て、全員椅子に座って演奏を始める。
5曲ほど演奏したもののほぼ全部が2ndアルバムからのものだった、と思う。いや、実はあまり曲単位で1stアルバムを聴いてなかったので、どれがどうと言うのをあまり覚えていなくて。なので、先行シングルでもある「Thank You for the Music」しかちゃんと知っている曲はなかった状況だったんだけれども、どの曲を知っていてどの曲を知らないとか言うのは割とどうでも良い事ではあった。良く晴れた空にぴったりの穏やかで涼しげな音で、とにかく出している音そのものが気持ちいい。特に、二人いるパーカッションが本当に楽しそうに演奏していて、音が見た目通り楽しそうなのが良かった。座って聴いていたんだけれども身体をちょっと揺らしながら、たまに手拍子を要求されるのに合わせながら聴いていて、考えた事は暑いし気持ち良いしビール飲みたい、って事でありました(他の人もそう思っていた様子)。
こういう、グッドミュージックでみんな笑顔、みたいなノリを普段は忌避する駄目メタラーな自分なんですが実際こんな場所にいるとやっぱりすごく楽しいし気持ちいい。来月にある、と言うライヴも観てみたくなった。が、本当はこれは野外でもっと長い時間観ていたい。夕方辺り、それこそぼんやりアルコールを飲みながら聴いていれば最高だろうと思う。これも他の方々と意見が一致したところなんだけれども、サンセットに来て欲しい、と思った。今年のサンセットはBonobos犬式ですね、はい。


終わった後、自然発生的に集まって来ていたへもさんいしいさんユクさんと冷菓(と言うかジェラードなんだけれども、あの手のものは普段全部アイスとして認識するので今更ジェラートなどと洒落た言葉を使うのは恥ずかしく、だからと言って間違っているのは解りきっているのでアイスと口に出しては言いたくない気持ちが滲み出た妥協点の言葉)を食べたり、1時間ほどカラオケに行ったりしました。「現実を嗤う」は流石にちょっと厳しかったです。