ブルータリティ過剰

俺は手に取ったものをすぐ買って家に持って帰って聴くのが好きなので、普段はネットではCDを買わない。が、どう考えても店頭に無いものについては仕方ないのでアマゾンを使う。結構久しぶりにアマゾンで買うことにしたのは、MESHUGGAHのEP「I」(ASIN:B0002JEO74)。それから、一枚だけではつまらんので、つい先日まで出ているのを知らなかったCANDIRIAの新譜「What Doesn't Kill You...」(ASIN:B0002IQ9VY)も一緒に。後一週間位したら届くらしい。すごく楽しみ。
こないだのDEPに続いてMESHUGGAH、更にCANDIRIA、と来ると何だかパッと見は俺がえらくブルータルなものを好んで聴けるような感じに見えそうだが、実際のところ、あまりにも暴力的なものは聴けない。ヘヴィメタルリスナーと言っておきながら、ブルータリティの限度量は割と低い方だと思う。
では何故件の3つのバンドはアリなのかと言うと、曲作りから演奏、音作りに至るまで恐ろしくタイトで、髪の毛一本から爪先に至るまでコントロールが行き届いているような整合感があるから。すっきりと整理された上で規格外の激音が叩き込まれるから彼らの音は解りやすいし、逆に言うと、きちんと統制された音ならば、暴力的であればあるほど聴きやすい。上に挙げたバンドは3つとも、極端にブルータルでありながらある意味でのキャッチーさを獲得している、と言うのが俺が好んで聴いていられる理由である気がする(どれも残虐性は希薄だから、って言うごくごく個人的な好みの問題もあるが)。
結局のところ、俺はキャッチーなものしか聴けないし、聴きやすさ・解りやすさに気を配らない音はあんまりピンと来ないと言うか、信用出来ないのだと思う。
上手く纏められなかったのでグダグダな文章になってしまった。早く「I」が聴きたい。