蛇とギアス

日曜日の事だが、大灼熱地獄状態だった試験が終わった後の帰り道、電車の中で女性3〜4人連れのグループが座っているのを見かけた。彼女達は、一人を除いてタイトスカート+白ブラウスのリクルート夏服バージョンみたいな感じの格好だったんだけど、そのうちの一人の足首に細い蛇がくるっと巻き付いているようなタトゥーが入っているのが妙に目に付いた。カッチリした服装の足首に蛇のタトゥー、と言うミスマッチの妙が何やら艶かしかったので、しばらく見るとはなしに見ていたんだけど、見ているうちにタトゥーではないような気がしてきた。では何か、と更によく見てみると、どうもミサンガらしい。ミサンガを巻いた上からストッキングを穿いていて、ストッキングに押されて厚みが無くなってタトゥーに見えていたようだった。
確かに、ミサンガは願いを掛けながら巻けば自然に切れた時に願い事が叶う反面で、決して自分から切ったり取ったりしてはならない(願い事が反転して実現する)、と言う制約がかかっていると言うが、就職活動中なら外した方が良いんじゃなかろうか。結構目立つから、面接であれは見咎められる気がする。まあ面接とか就活とか言うのは個人的には割とどうでも良い事で、何だか良いなあと思っていたものが単なる自分の見間違いだったので、独りでちょっと勿体無い気持ちになった、と言う話。本当にミサンガが最初はタトゥーに見えていたので。