試験官ベイビー

で、試験の話。公務員試験は制限時間より早く終わった場合は途中で退室する事が基本的に認められているので、予定より少し早めに解き終えた(解らなかった問題は適当にマークシートを埋めた)俺は、退室する旨を伝えるために軽く片手を上げて試験官の方を見た。
……全然気付かれていない。試験官は、一応受験生全体に注意を向けるような目配りをしているように見えるが、俺が何度手を上げても気付いてくれなかった。結局、ちょうど俺の方に歩いて来ていた試験官補のお姉さんに答案を渡した。
つまり、この試験官は全体を俯瞰しようと意識するあまりに、個々のケースに対する注意が行き届いていなったのだと思う。これは、正しく官僚と言うか行政機構が抱えるジレンマ・構造的弱点を端的に象徴する事例である。我々はァッ、この怠慢と不条理をォ、見過ごしてはならなァーいッ!
俺もあんな役人になりたいです。


よく考えたら、うちを見て下さっている方の中にも若干二名ほど行政機構の中の人がいた。今日の日記に不適切な表現があった事を謹んでお詫び致します(ヘッドバンギングしながら)。