THE MAD CAPSULE MARKETS

id:ryosuke0715(ex.麒麟児)さんのとこのMAD新譜評(http://d.hatena.ne.jp/ryosuke0715/20040401#1080800757)を読んで興味を持ったので「010」とライヴ盤「020120」とを借りて来た。マトモに聴くの初めてなんだけど、あー……俺なんでこのバンドスルーしてたんだっけ? って思うほどツボ。確か、随分前にちらっと聴いたときはあんまりこの手の音に対して免疫が無くて、なんか苦手だって思ったんだよな。その時はガバっぽいビートも受け付けなかったし(これもおかしな話だとは思う。FEAR FACTORYの「New Bleed」はその頃から大好きなのに)、ロボットみたいなアートワークも今一つ趣味とは外れてたし。でも、今聴いていて完全に聴かず嫌いだった事が解った。
リフとシーケンスフレーズとサビの開放感でひたすら昂揚させるやり口とか、ベースのえらくゴツくて気持ちいい音とかが思っていた以上に馴染む。こういうデジタル+メタル・ハードコアって方法論のバンドあんまり知らなくて、少ない知識の中で連想されるのはやっぱりWRENCHだったりするんだけど、あっちは割と拡散志向でプログレッシヴなのに比べて借りてきたアルバム聴いた限りではMADは音圧とポップなメロディで一点突破って感じ。聴き比べてみるとベースの音とヴォーカルの喉の強さの違いがデカいな。少しずつ旧譜を聴いて行こうと思う。