「ハダワイはネコである。」

「Yシャツの下に」と言う検索ワードでうちに来た人がいた。
「Yシャツの下に」。何と言うか、日に日に暖かくなって来て春が近付いているとはっきり感じ取れる今日この頃の季候のようなフレーズだと思う。何故そう思うかと言えば、「白馬に乗った」の後には「王子様」がほぼ必ず続くように「Yシャツの下に」の次には当然「素肌」が来るべきだし、そのYシャツとは男物であるべきだから。ああ、春だなあ。心が豊かになった。
それなのに。
自分がどういう文脈でこの言葉を使ったのか改めて確認してみると、エイドリアン・ブリュー星人の出で立ちを説明する時に使っていた事が解った。ニコニコ笑いながら超絶に変態チックなギターを轢き倒し、なおかつ楽しそうに歌まで歌うあのおっさんとYシャツ&素肌コンボとは何の関係も無い(あったら怖い)。こんな素敵フレーズを使うべきでない時に使ってしまうとは、なんて迂闊。自分で自分を許せないのは、こう言う時だと思う。


しかし、冷静になって検索結果の他のページを見ると、別にそういう文脈とは無関係なところの方が多かった。自分がめいっぱい空回りしていたような気分になってくる。と言うか事実空回りしていた。
……。
春はまだ遠い。