Downy聴いてます。ダウナーでサイケデリック、寂寞と荒涼をしんしんと聴かせるこの音は、彼岸を過ぎてもう少し涼しくなってから夜に聴くと実に良く合うと思う。飲みながら聴くとなお良し。
いつもDonwyを聴いて思うのは、OpethAnekdotenみたいな北欧暗黒系と驚くほど聴いたときに受ける印象が似ているという事。静と動を鮮やかに描き出す巧みな展開力と言い、音像のモノトーンな風合いと言い、表現の語彙が違うだけでやろうとしている事はほとんど同じなんじゃないか、って思うくらい似ている。印象はともあれ、実際の音としてはそれほどまで似ているわけでもないんだけども。不思議だ。
OpethAnekdotenのいずれかが好きで、いわゆるシューゲイザー系のホワイトノイズに特に抵抗が無い方は、一度Downyを聴いてみて損は無いと思う。心地良い寂しさと言うか、感傷的な伽藍の洞と言うか、そんな気分が味わえます。