Muse

少し、「Absolution」感想の補足を。
RUSHや最初の頃のEL&Pのように「何でも3人でやってしまう」のが3ピースと言う編成(に抱くイメージ)の格好良さの一つだと思っていたので、オーケストラの導入、って言う話をアルバム聴く前に聞いた時に少し不安で、開き直ってメロトロンとか使ってしまった方がネタとしても美味しいんじゃなかろうか、と思っていた(暴論)。んだけども、実際に聴くとオーケストラの音や大人数のコーラスが普通にバンドサウンドの中に納まってしまっていたので驚いた。バンドサウンドが3人で出していると思えないほど重厚だから、外の音が入っていても結局のところ3人で出しているように聴こえる、と言うか。そこら辺りからも確実に音のスケールが大きくなっている事が窺い知れると思う。それから、ピアノの使い方が前までと変わってますよね。#2「Apocalypse Please」や#15「Ruled By Secrecy」辺りでの和音使った重い弾き方は弦楽器の導入以上にクラシカルな印象をアルバムに与えているように感じられた。
あんまり補足っぽくないな……まぁ良いか。それにしても、いいアルバムだと思う。今年の新譜の中ではSoilwork「Figure Number Five」やThe Mars Volta「De-Loused In The Comatorium」と同じくらい好き。