読者への挑戦状・その2

1.聴いていると頭がどんどん悪くなるガバのような高速四つ打ち。
2.視神経に響く程キラキラした装飾過剰なシンセ音。トランスの影響を受けている事もままある。
3.舌っ足らずで甲高いロリ声による、胸につかえるくらいにダダ甘いメロディ。
これらは、昨今のエロゲー主題歌に見られる典型的なパターンの一つである。いわゆるMAD動画やらFlashに使われる曲にもこの手の聴いていて頭が痛くなる(これは比喩表現ではなく、本当に頭が痛くなる)ようなものは非常に多い。
これを踏まえて。
天神タワレコの3Fを歩いている時、上記のマナーを見事に踏襲した曲がスピーカーから流れて来た。タワレコの3Fと言えば邦楽のコーナーであり、ライトリスナーから首まで音楽にどっぷり使ったジャンキーまでがうろうろしながら自分好みの国内アーティストの音源を探す場所なのであって、18禁のPCゲームとはカケラも関わりのない場所のはずである(3Fにはサントラの類も勿論売っていない)。それなのに、こんなベタベタな曲が掛かると言うのは一体どうした事だろうか。誰かしら、店員さんの中にグレイトな……いや、ネジの十本二十本外れた人がいて、彼がセレクトしたとっときなのだろうか。と首を捻りつつ店内を歩いていたら、その曲のヴォーカルになにやら聴き覚えがあるような気がしてきた。立ち止まり、少し天井から降ってくる音に集中して聴き取ろうと試みる。そして、しばらく聴き進めて、見当が付いた。
さて、俺が聴いた曲は果たして誰の何と言う曲か、良いこのみんな、わかるかな。さてはてふふっふー。あ、これ最近出たシングル曲です。
本当に、その手のゲームの主題歌っぽいんだよなあこの曲。同意してくれる人は少なそうではあるが。