ロータリー美術展

ファミリーマートのおにぎり売り場の横に宣伝用ポップがあって、そこに「激情むすび」と書いてあった、と思ったら違った。よく見ると「愛情むすび」だった。いつもの見間違い。
そのポップには和服を着た三人の女性が長女・次女・三女と写っていて、それぞれがおむすびを両手で持ってこっちににっこりと笑いかけている。が、その笑い方がどこか作り物めいて、なんだか怖い。こう、何と言うか、おむすびの具がガビョウだったり、雑巾の煮汁を紅鮭のダシに使っていたり、そういう種類の所業を連想させるような、眼が笑っていない笑い顔。怖い。そんな感じだから、愛情むすびと言うより激情むすびの方がキャッチコピーとして向いている気がする。むすびーモ。いやむしろ愛憎むすび激情。この番組は、花王・B&Gの提供でお送りします。……昼飯時にコンビニでそう言う事を考えていると言うのは、脳に酸素が行き渡っていない証拠のような気がする。
で。
「ロータリー美術展」を何と見間違えたかと言うのはおむすびとは全く関係のない話だが、これについてはもう触れないでおく事にしたい。