幕の内

不時着カロン舟のミスナビで書かれていたCOHEED AND CAMBRIAってバンドが気になっている。視聴してみたところ音自体もかなり好みだったんだけど、何より興味を惹かれたのは「バンド名は中心メンバーのクラウディオが書いている全4章からなるグラフィック小説『THE BAG ADVENTURES』の主人公の名前からとったという」「小説『THE BAG ADVENTURES』の物語は、アルバム1枚を小説の1章に見立てて、順次発表されていく予定」と言うくだり。アルバム4枚分のボリュームを使って一つのストーリーを語る、ってどっかで聞いた事ある話のような気が……いや、引っ張っても仕方ないのでさっさと言ってしまうが、Rhapsodyのエメラルド・サーガですね。こんなネジの外れた事をやろうするバンドが面白くないはずはない、と言う訳で余裕が出来たら買う予定。ちなみに、Rhapsodyについては、こちら辺りが詳しいと思う。
Fountains Of Wayne「Utopia Parkway」を中古屋で1000円で捕獲。激甘ギターポップ。今のところの感触は、どの曲を取ってもすごく素直で良いメロディが流れているのは解るんだけども自分の好みとは多少ずれる、と言った辺り。どうも、Fair Warningに今一つのめり込めなかったのと同じ理由(メロディは良くてもアレンジがちょっと……)で好きになり切れないような気がするが、もう少し聴けば段々と好きな曲が増えていくような気もする。
Machine Headの新譜がえらく格好良くて期待以上の出来で、ここ数日何度もリピートしている。前作のすっきり整理された音造りから再び生々しく潰れかけた凶悪な音になっているのと、メタルコアとかスクリーモの影響を受けたっぽい叙情風味のメロディの相性が抜群に良い。それに、今までのアルバムは大なり小なり中弛みがあったが、今回はダレないし。このバンド、毎回その時その時の流行に合わせた装いをキメながらも聴けばすぐに彼らだと解るヘヴィメタリックなリフを強烈にアピールするのが巧みだと思うが、今回はそれが特に上手く行っている印象。