便急川佐

定食屋で昼飯食おうとカウンターに座った時、すぐ前の酎焼の一升瓶に、
「りな美だ甚味」って書いてあるのが目に入った。
りな美だ甚味。りなびだじんみ。何だろう。
りなびだじんみ。語呂は良い。焼酎の銘柄かね。


〜おおよそ15分間、地鶏の塩焼き定食を食べる。うまい〜


食べ終わってからやっと気が付く。
これは、「味、甚だ美なり」って書いてあるのだ。
右から左へ。
……。
左から読んだら駄目じゃん。
って言うか、「酎焼」はちゃんと焼酎だって解ったんだから、
それを何故素直に「りな美だ甚味」にも適用出来ないのか。
俺の思考力、一体何処へ。