In The Court Of The Crimson Daioh(クリムゾン大王の宮殿)

青くない飛来物ってサイト名は、「レッド」と「スカイ・クロラ」から引っ張って来てます。
ってのは完全に後付けだが、自己プロデュースに長けている事と、そのため喋ってる事を本気にしてはいけないって点でロバート・フリップ森博嗣には共通点があると思う。
二人とも自分に求められているキャラクターを場合によってはデフォルメしつつ再現してみせているわけだけれども、そのキャラクターってのがアレなんで、結果として発言内容の少なくない部分がアジテーションかツッコミ待ちかハッタリになる。だから、真に受けてると振り回される事になる。
まぁ、それもまた楽しいと言うか醍醐味なのかも知れないけど……とか思ってる時点で思う壺だ。読み手/聴き手として適切な距離を測る、ってのが難しい。森博嗣は、特に。我々は測るのではなく、ただ測られます。
そう言えば、表現の語彙があまり多くなく、自分が使えるカードの精度を高めてゆく一点集中型の表現者であるところもこの二人は何となく似ている気がする。


「ちよ、クリムゾンも聴けよ」
「うん、クリムゾンは大好きだよー」
「好きとか嫌いとかはいい
 クリムゾンを聴くんだ」
……。
今更これか。
ごめん。